みうらじゅん、いとうせいこう、リリーフランキー、みたいなおっさん文化人になりたい
どうやったら「みうらじゅん」のようなおっさんになれるのか日々考えているが
年代が離れすぎているし、レジェンドがすぎるので、努力の仕方もわからない
しばらく考えていると、ある記憶が蘇ってきた
「僕ボロボロのランドセルの方が好きだよ」
3兄弟の末っ子である僕は、小学校入学と共に手に入れた、兄のお下がりのランドセルをすごく気に入っていた
普通子供だったらピカピカのランドセルが欲しいと思うだろうが、僕は違った
兄のランドセルが、同級生の持っているそれと違い、とてもカッコ良く見えたのである
(もしかしたら持ち前の末っ子気質が無意識に発動し、そう思った方が空気が読めていると判断したのかもしれないが・・・)
そんな事を思い出した
考えてみると、他とちょっと違うことへの僕の嗜癖は、そこから始まったのだ
1位より3位の方がかっこいいし(これはおぎやはぎも言っていた)、ゲームの三國無双では呂布ではなく張飛が好きだったし、サッカーはサイドバックが一番カッコいいと思うし、スラムダンクでは木暮が好きだし、楽器はギターでなくベースだし、診療科は循環器内科ではなく精神科を選択した
僕はマイノリティ至上主義者なのである。みんなが好きなもの(ミーハー)なんて糞食らえなのだ
循環器内科より精神科がかっこいいのだ
そしてマイノリティ至上主義のトップに君臨するのが「みうらじゅん」だ
ミーハーとはかけ離れた存在で、ブームに乗らず、自分でブームを作り出す
彼は周りの目を気にせず、自分だけの「マイブーム」に没頭しているおっさんだ
精神科医の観点から見ると、彼はとてもマインドフルで幸福度の高い人なのだと思う
(マインドフルとは、心が「いま、ここ」にある状態をいい、過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく、現実をあるがままに知覚して受け入れられている状態のこと)
そんなマインドフルを高める「マインドフルネス瞑想」は、昨今精神科の治療でも用いられ、主にうつ病の最初予防や、健康な人の幸福度upに有効と言われている
みうらじゅんになりたいと思うのは、要するに僕も彼のように幸せになりたいのだろう
だからこんなにも魅力を感じているのだ
でも今気づいたが、まわりと違うものを手に取ろうと意識している時点で、本物のみうらじゅんにはなれないのでは・・・・
・・・・とにかくだ、僕はみうらじゅんになりたいのだ
形から始めることも重要重要。大丈夫大丈夫。みうらじゅんの言葉を借りると「そこが、いんじゃない!」
さて、今回はみうらじゅんになぜ惹かれるのか考察してみた
次回はみうらじゅんになるためにどうすればいいか考察していこうと思う
最後に僕が大好きな、かまやつひろし(ムッシュかまやつ)の「我が良き友よ」という曲の
A面ではなく、B面に収録されている「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」の好きな歌詞をのせて締めようと思う。
そうさ何かにこらなくてはダメだ!!
以下歌詞↓
君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい
たとえばそれがミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安い バーボンのウィスキーでも
そうさなにかにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として
しあわせな道を歩いているだろう